15坪以下の狭い土地に建つ狭小住宅、実はこんなメリットがあった 


土地の購入費用や税金が抑えられる

狭小住宅と言えば、一般に15坪以下の小さな敷地に建つ住居を指します。一戸建て住宅の敷地面積は、平均して30坪から40坪とされているので、それに比べると半分くらいの広さしかない訳です。名前からして窮屈な印象を受けますが、実は住居としてのメリットは小さくありません。

まず注文住宅を建てる際、土地代を抑えられることです。何しろ敷地面積が小さいのですから、当然でしょう。更に土地の評価額によって算出される固定資産税や都市計画税、登録免許税といった税金も安く抑えられます。

利便性の高い場所に暮らせる

マイホーム購入の際、狭小住宅を選択肢に入れることで、住む場所の選択肢も広がります。例えば交通の便が良い都市中心部の土地だと、どうしても地価が高くなりますよね。予算に限りがあるのにも関わらず、広い家が欲しいなら、都心から離れた、地価の低い土地を探す必要があるでしょう。これが狭小住宅なら、立地の良い場所に建設することも夢ではありません。すぐそばに駅や商業施設のある土地なら、毎日の買い物や通勤通学にも便利ですね。

また狭小住宅なら、入居後のメンテナンスも楽です。住居に不具合が生じた時もすぐに発見しやすく、修繕費やそれに要する工期も少なくて済みます。毎日の清掃も短時間で終わるでしょう。ただし地下室を設置したり、3階建てにすると、建設費や課税標準額も高くなりがちです。確かに延床面積は広くなりますが、その分、狭小住宅のメリットも薄くなることを頭に入れておきましょう。

土地の形が特殊だったり、広さがあまりないと活用しづらいものです。様々な工夫を凝らした狭小住宅で住まいとして活用してみましょう。

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